にほんご茶論・第四葉~“酉”と“鳥”~

今年最初の「向鶴文化連・にほんご茶論~言の葉で紡ぐ日本の心」。今回は、酉年の“酉”をテーマに、日本人のための日本語講座をおおくりします。

さて、今年のお正月、「鳥」のイラストが満載の年賀状を見ながら、ふと「“酉”と“鳥”って、どう違うんだ?」って思いませんでしたか。

実は、もともと「酉」という文字には、「鳥」の意味はありませんでした。しかし、古代中国のとある人間が知恵を絞って、「酉」に「鳥」を重ねたことで、「酉」という言葉が広く人々に浸透していくととなったのです。

また、「鳥」は古来、私達の身近に生息してきた馴染み深い動物なので、「鳥」に関わる言葉もたくさん残っています。大空を自由に舞う姿。どこから来て、どこに行くのかわからないその生態に、時に人々は神々しさを感じてきたのでしょう。今回は、「梅に鶯」「鶴の一声」「目白押し」「烏丸通り」「烏帽子」を取り上げ、その語源や由来を紹介します。

 

 

●映像「[向鶴文化連]にほんご茶論~言の葉で紡ぐ日本の心~第四葉」(5分49秒)

◇にほんごナビゲーター 澤村 栄治
㈱OFFICE SAWAMURA代表取締役/プロデューサー。数多くの企業や大学、公的機関等の広報戦略・広報物制作を手がける。“言葉”を伝えるプロフェッショナルとして、歴史コラムニスト、絵本作家、映像クリエイター、大学講師など、多彩な肩書を持って幅広く活躍している。Webサイト http://chi-sp.jp/


[バックナンバー]
にほんご茶論・第三葉 ~秋は”夕暮れ”~
にほんご茶論・第二葉 ~酒の”さかな”~
にほんご茶論・第一葉 ~省略語~