報恩講と御正忌報恩講

12月2日(日)、例年よりは2カ月近く遅くなりましたが、今年も無事、長性院の報恩講をお勤めさせていただきました。

報恩講とは、宗祖親鸞聖人の御恩に感謝するために開かれる法要のことですが、佛光寺派だけでも数百もあるお寺が、命日の11月28日に一斉に開催すると、とても手が足らないし、何よりご門徒さんにご不便をおかけするので、少しずつ時期をずらして開催されています。

ところで、本山で開かれる報恩講のことを「御正忌報恩講(ごしょうきほうおんこう)」と呼び、毎年11月21日から28日まで、8日間にわたって開催されます。全国の末寺から数十人以上の僧侶が本山に集まり泊まり込みで、準備や運営、お参りにあたります。当院では、泊まり込みではありませんが、宗務総長をつとめる住職はもちろん、副住職は式務として出勤させて頂きました。全国からご門徒さん方が大型バスなどで、本山までお参りにお越しなるので、週末や祝日を中心に、大勢の人で賑わいます。

このような御正忌報恩講が終わって間もない先週末、今年の当院の報恩講を開催し、近隣寺院の僧侶やご門徒さんにお越し頂きました。法要後の茶話会では、モニターに写真を表示しながら、ここ1年間の取り組みについてご報告させていただきました。

新しい時代のお寺や仏教、僧侶のあり方、役割。。。

計画通りには進まないことばかりですが、あるがままを受け入れ、皆さんのご支援を心に刻み、貴重なご縁に感謝して、少しずつかもしれませんが、着実に前に進んでまいりたいと思います。

引き続き、ご指導ご支援のほどよろしくお願いいたします。