にほんご茶論・第三葉~秋は”夕暮れ”~

日本人のための日本語講座「向鶴文化連・にほんご茶論~言の葉で紡ぐ日本の心」の第三回。今回のテーマは、「秋は ”夕暮れ”」。かつて、清少納言が枕草子の中で「秋は夕暮れ」と言ったように、京都の街も情緒あふれる季節となりました。

皆さんご存じの通り、日本には「夕暮れ」時をあらわす言葉がたくさんあります。今回は、西の空に少しずつ傾きゆく夕日を追いかけながら、「暮れなずむ」「夕焼け・小焼け」「黄昏」「逢魔時」という言葉の由来を紐解きます。

コンクリートのビルに囲まれて、ほとんど夕日を眺められなくなってしまった現代、改めて、多様な言葉に込められた豊かな日本人の感性と想いを見つめなおしたいものです。

 

●映像「[向鶴文化連]にほんご茶論~言の葉で紡ぐ日本の心~第三葉」(4分51秒)

◇にほんごナビゲーター 澤村 栄治
㈱OFFICE SAWAMURA代表取締役/プロデューサー。数多くの企業や大学、公的機関等の広報戦略・広報物制作を手がける。“言葉”を伝えるプロフェッショナルとして、歴史コラムニスト、絵本作家、映像クリエイター、大学講師など、多彩な肩書を持って幅広く活躍している。Webサイト http://chi-sp.jp/


[バックナンバー]
にほんご茶論・第二葉 ~酒の”さかな”~
にほんご茶論・第一葉 ~あいさつと省略語~