門信徒の墓

足掛け約5年ほどでしょうか。いろいろなご縁とご厚意が重なって、ようやく長性院門信徒の合葬墓を設置することができました。

御多分に洩れず、当院でも、跡継ぎ不在の問題が徐々に顕在化してきています。また、個人門信徒の増加などの社会情勢の変化もあります。従来の檀家制度を前提とした、お寺と門信徒さんとの関係も変わっていく必要があります。

累代墓(家墓)って、ご存じでしょうか。

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本山佛光寺 法語印

無事

人は誰でも仏さまの
願いが詰まった
見えないランドセルを
背負っている。

娘も早いもので、小学校1年生。今月から真新しいランドセルを背負って、小学校に通っています。ちょうど本山に伺ったときに、ランドセルの法語印を配布されていたので、頂きました。

この「無事」ということば、語源は仏教用語です。普段、事故、病気などトラブルないことを願うときに使いますが、仏教では、常に心穏やかにいること、欲にとらわれず、今のあるがままを受け入れ感謝する心の有様を指しているそうです。

年を重ねるとともに、私たちの見えないランドセルには、いるもの、いらないもの、たくさんのものを背負い込んでしまっています。でも、仏さまからの大切なプレゼントの重みはしっかりと感じながら、日々過ごしたいものです。

(副住職)

わびぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ

ちょうど1カ月前。クリスマスが終ってお正月準備に追われる年の瀬28日午前11時。二人目の娘がこの世に生を受けた。47.5cm、2978g。

長女の時とは違って、新型コロナのため、出産立ち合いどころか、退院まで面会できたのはたった1回、手術室から病室に戻ってきた数分だけ。保育ケースに入った我が子は、小さくて弱々しくて、そして限りなく愛おしかった。

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長性院 報恩講

新型コロナウイルス感染症が少し落ち着いている状況でしたので、今回の当院の報恩講はハイブリッド形式にて執り行うこととしました。ご来院の方に加え、遠方からのzoom利用者もちらほら。まだまだトラブルは絶えませんが、少しずつ、この新しい形のお参りも定着してきました。

zoomはもちろんのこと、AR/VRといったバーチャル体験の技術も年々向上していますが、やはり非日常の時間・空間だからこその体験は何物にも替えが難いものです。

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外構工事が終わりました

2月から続いていた当院の外構工事がようやく終了しました。
私が幼少の頃はこの土塀で野球やテニスの壁打ちをしていました。そのせいもあってか、少しずつ大きくなってきた土塀のひび割れや汚れ、ずれた瓦も、見違えるようにきれいになりました。
引き続き、境内(庭園)の工事が始まります。

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