紅葉もポインセチアも、正体はアントシアニン

温暖化の影響なのかどうかはわかりませんが、近年、紅葉の時期は益々遅くなってきているような気がします。今年の京都の紅葉はがっかり、などと世間では言われていたようで、確かに色づく前に枯れて茶色になってしまった木もたくさん見ましたが、12月に入ってからぐっと色づいた木も多く、我が家のモミジも先週がちょうど見頃でした。このままの調子では、あと20~30年もすると、紅葉の見頃はお正月、なんて時期が来てしまうかもしれません。

一方、クリスマスで街が華やぐこの時期、真っ赤なポインセチアがショーウィンドーや店頭をカラフルに彩っています。ポインセチアが星型に見えること、赤と緑のクリスマスカラーをしていることなどから、クリスマスに飾られるようになったとも言われていて、原産地メキシコでは「ノーチェ・ブエナ」=「聖夜」とも呼ばれるそうです。

紅葉とポインセチア。晩秋から年末にかけて、私達の目を楽しませてくれる、赤色の植物達。「和」と「洋」とで、一見趣きは異なりますが、もしかして、ポインセチアも紅葉の一種?と、興味がわいてきて、調べてみました。 … 続きを読む

佛光寺さんの野菜市場

毎月1回だけ、佛光寺境内のお茶所前(D&DEPARTMENT KYOTO カフェ前)で開催されている野菜市場をご存じですか。地元京都で露地栽培されたお野菜が並ぶ隠れた人気のスポットです。今年4月から毎月14日に開かれているのですが、なかなか都合がつかず、今日はじめて寄せていただきました。

お茶所の広い軒下に並んでいたのは、白菜や壬生菜、レタスなどの葉物野菜、大きな土付きの大根や金時人参、海老芋の根菜など。ほとんどのお野菜は京都市西京区大江の農家で露地栽培されたもので、今朝収穫されたばかりです。自然の恵みをたっぷり受けて育ったお野菜はどれも瑞々しくておいしそう。また、本日のおおすめの一品、農家のおばあちゃん特製のお漬物も置いてありました。

私も、新鮮なほうれん草と小松菜を買い求めさせていただきました。明日のグリーンスムージーが楽しみです。

来月も14日午前11時から、佛光寺境内で開催されますので、お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

COP21を通じて、「内」と「外」との境界を考える

11月30日から12月11日まで、フランス・パリで、COP21(気候変動枠組条約第21回締約国会議)が開催されています。18年前、京都で開催され、京都議定書が結ばれたCOP3を覚えておられる方も多いのではないでしょうか。当時、大学院で環境工学を学んでいた私は、有史以来初めて人類が文明の発展・拡大にセーブをかけるという、そんな人類の叡智の結集を勝手に夢見て、胸躍らせていました。

しかし、それから、早18年。未だ実効性のある地球温暖化対策は作り出せず、むしろ国際政治の駆け引きの材料となってしまっているのは、とても嘆かわしいことです。

さて、世界に目を向けると、加速度的な発展が続くアジアやアフリカなど開発途上国では、大量に発生するゴミの処理が追いつかず、自然破壊や健康被害の原因となっています。 … 続きを読む