「一病息災」と”安易な”健康

昨晩、家族と夕食中、健康診断の話題から、「一病息災」の話となりました。四文字熟語「無病息災」は、ご存知とのとおり、「健康で元気なさまのこと」。神社やお寺でいただくお札やお守りの定番ですね。一方、「一病息災」とは、「ちょっとした持病があると、常に健康を気遣うので、かえって長生きできる」といった意味だそう。

医学が進歩して薬効の高い薬が普及し、比較的簡単に治る病気が増えました。風邪をひいたら風邪薬を飲み、頭痛がしたら頭痛薬を飲み、痛みや症状を消し去る。薬で簡単に苦痛から解放されるのは、率直に嬉しいことです。しかし、便利な薬に頼り、”安易な” 健康と引き換えに、自らの体や病気をぞんざいに扱っていないか、と感じることもあります。 … 続きを読む