7月に受験した補導式務衆(ほどうしきむしゅう)試験に無事合格し、任命申請を行いました。
式務衆(しきむしゅう)とは、本山の法要儀式に参仕する役のことで、補導式務衆(ほどうしきむしゅう)と御堂式務衆(みどうしきむしゅう)があります。私が受験した補導式務衆は、十日毎に交替で本山に出仕し、内陣両脇畳の上席に座って、日々の勤行に勤めます。
古くは、長性院を含む山内六院だけが内陣に参仕するのを許され、六院が協力しあって本山の法要儀式を支えていたとのこと。そのような経緯もあってか、祖父、父とも、補導式務衆として、長く本山に勤めてきました。 そのような由縁と名誉のあるお役目だと知り、身の引き締まる思いです。