「念仏踊り」から「盆踊り」へ -「盆踊りin 佛光寺」初開催-

盛夏の風物詩、盆踊り。住職の幼少期には各町内ごとに狭い道路にやぐらを立てて、細長く踊っ ていたそうですが、最近では全く見かけなくなりました。一方、近年、若者や外国人など の「盆踊らー」が増えてきているそうで、一夏に、十数か所もの盆踊り大会をはしごするツワモノもいるんだとか。時代は繰りかえるのでしょうか。

さて、「盆踊り」は、文字通りお盆の時期に開催するから、なんとなく仏教にも関係しているのかな 、と感じておられる方は多いと思いますが、改めて、「盆踊り」の意味、由来をついて調べてみました。

その歴史は約千年。末法思想が広がる平安末期の僧侶・空也は、浄土信仰・阿弥陀信仰を庶民に広めるにあたり、踊りながら「南無阿弥陀仏」という念仏を唱える「踊念仏」を始めました。やがて、この「踊念仏」は民間風習とあわさって「念仏踊り」となり、また、「盂蘭盆会」とも結びついて、精霊を迎え死者を供養する行事として定着していったようです。 … 続きを読む

祇園祭・還幸祭

昨日、職場からの帰り道、四条烏丸の交差点で、中御座の御神輿に遭遇しました。オフィス街のど真ん中。バスや車は大渋滞、30分近く立ち往生。御神輿は威風堂々と交差点を占領しています。私には見慣れた風景ですが、遠くから来られた方からすれば、ちょっと不思議な光景なのかもしれません。

祇園祭のハイライトは、毎年数十万人が集まる宵山と山鉾巡行ですが、本来、山鉾巡行とは、御神輿が通る街中の穢れを払う「露払い」の行事で、巡行が終わった後に、神事「神輿渡御」が執り行われます。先の祭・山鉾巡行の17日午後と、後の祭・山鉾巡行の24日午後に、3基の大きな御神輿が夜中までかかって、中京・下京の街なかを練り歩きます。夕方には、佛光寺のすぐ横の高辻通りも御神輿が通ります。 … 続きを読む

ベビーベッドから見える世界

娘が生まれて早4ヶ月。娘と過ごしていて、はたと気づかされることがある。

娘は、まだ、寝返りもできないし、言葉も話せないし、ミルクも与えてもらわないと飲めない。到底、まだ一人ではとても生きてはいけない。

私はと言えば、立って歩けるし、言葉も話せるし、ご飯もスーパーで材料を買って作って食べられる。大人になって、自分の体を自由に動かして、思いのまま生きられるようになった。自分一人で生きていける。

本当にそうだろうか。

そんな気がするだけで、私もまた娘と全く同じではないか。怪我や病気になること もある。家族や会社、農家さん。野菜に自然に太陽。世界の多くの存在なくして、命をつなぐことはできない。自分の人生でも、おおよそ思い通りにはならない。 … 続きを読む