君がため 春の野に出でて 若菜摘む わが衣手に 雪はふりつつ

2月12日。前々日から降り続いた雪がまだ地面に残る。「春の七草」を探しに、ひとり京都・大原に向かった。

旧暦の1月7日は、新暦だと2月3日だから、そろそろ春の七草も芽生えてきているはず。スマホ片手に、雪の合間からのぞく野草を探してみても、素人にはなかなか見つけられない。

その週末、我が子がこの世に生を受けた。2942グラム。女の子。 … 続きを読む

にほんご茶論・第五葉 ~“鬼”の履歴書~

五回目となりました「向鶴文化連・にほんご茶論~言の葉で紡ぐ日本の心」。今回は、「鬼は外、福は内」の掛け声にも登場する“鬼”をテーマにおおくりします。

さて、昔話にもしばしば登場する古来の悪役キャラ「鬼」の由来ってご存じですか?一説では、目に見えないが、人間に悪さをするもの、という意味から、「隠(おぬ)」、「陰(おん)」が転じて「鬼(おに)」になったとも言われています。 … 続きを読む

福は内、鬼も内

昨日、偶然、京都・吉田神社の前を通りかかったら、いました「赤鬼」「緑鬼」「黄鬼」。節分会の参拝客をかき分けて、子どもを見つけては泣かしまくり。

とはいえ、最近、すっかり「鬼」を見かけなくなりました。子どもの頃、駄々をこねていると「鬼がさらいに来る」と脅されたし、大人になってからは、鬼嫁や鬼社長にずいぶん怒られた。そんな方も多いことでしょう。鬼が島まで行かなくても、身近に、めっぽう怖い「鬼」がたくさんいました。 … 続きを読む

にほんご茶論・第四葉~“酉”と“鳥”~

今年最初の「向鶴文化連・にほんご茶論~言の葉で紡ぐ日本の心」。今回は、酉年の“酉”をテーマに、日本人のための日本語講座をおおくりします。

さて、今年のお正月、「鳥」のイラストが満載の年賀状を見ながら、ふと「“酉”と“鳥”って、どう違うんだ?」って思いませんでしたか。

実は、もともと「酉」という文字には、「鳥」の意味はありませんでした。しかし、古代中国のとある人間が知恵を絞って、「酉」に「鳥」を重ねたことで、「酉」という言葉が広く人々に浸透していくととなったのです。 … 続きを読む