にほんご茶論・第三葉~秋は”夕暮れ”~

日本人のための日本語講座「向鶴文化連・にほんご茶論~言の葉で紡ぐ日本の心」の第三回。今回のテーマは、「秋は ”夕暮れ”」。かつて、清少納言が枕草子の中で「秋は夕暮れ」と言ったように、京都の街も情緒あふれる季節となりました。

皆さんご存じの通り、日本には「夕暮れ」時をあらわす言葉がたくさんあります。今回は、西の空に少しずつ傾きゆく夕日を追いかけながら、「暮れなずむ」「夕焼け・小焼け」「黄昏」「逢魔時」という言葉の由来を紐解きます。

コンクリートのビルに囲まれて、ほとんど夕日を眺められなくなってしまった現代、改めて、多様な言葉に込められた豊かな日本人の感性と想いを見つめなおしたいものです。

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「嘘も方便」「仏像も方便」「カエルも・・」!?

先月末に、お隣の大善院さんで佐々木住職による法話マンガ原画展がありました。ユーモラスなイラストと軽快なキャッチコピーというシンプルな構成ですが、どれも奥深くて、時間を忘れて見入ってしまいました。

ちなみに、日本最古のマンガと呼ばれているのは、京都・高山寺にある鳥獣人物戯画(国宝)。約800年前に描かれた全四巻から成るこの絵巻物には、ウサギやカエルが擬人化されるなど、現代のマンガにつながる手法が見られるそうです。

さて、今日は、そんなお寺にある絵や像のお話。 … 続きを読む

今、味わいたい心の歌。童謡「七つの子」

幼き頃に、母から聞いたあの童謡、友達と共に歌ったあの唱歌。日本には、心に響く歌がたくさんあります。耳に残る美しいメロディー。口ずさむ度に新たな発見が生まれる歌詞。日本人の心に染み込むあの歌を、今一度噛み締めてみませんか。

 

七つの子  作詞:野口雨情 作曲:本居長世

烏 なぜ啼くのの 烏は山に
可愛七つの 子があるからよ

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715回目(?)の報恩講

昨日は報恩講でした。ご門徒さんとお坊さんを合わせて、十数人程度のこじんまりとした法要ですが、長性院にとってはとてもとても重要な法要です。

報恩講とは、宗祖親鸞聖人の忌日に報恩のために行う法要のこと。本山佛光寺では11月21日から28日まで7昼夜間、末寺では10月中旬から11月中旬頃に勤めます。各寺が近接しているこの地域では、各寺が日時をずらして開催し、各寺の僧侶がお互いのお寺の報恩講にお参りする慣習があります。その結果、長性院では、お坊さんとご門徒さんの人数がほぼ同じくらいのような年もあり、大勢のお坊さんで読むお経は圧巻、鳥肌ものです。 … 続きを読む