卒業や就職、転勤や退職など、何かと慌ただしい年度末。
4月からの新しい日々も、これまでの結果だから、時にはしっかりと振り返ってみたいものです。
「欲に捉われて、ためこんできたもの」と「与えられて、積み重なってきたもの」。
月: 2016年3月
平成28年 春彼岸会法要
3月21日(月・祝)、長性院にて、春彼岸会法要及び東日本大震災追悼法要を厳修させていただきました。
東日本大震災から早5年。突如、東北を襲った自然の猛威と未曾有の被害に想いを馳せるとともに、この世に生かされている我が身を振り返ることができました。
東日本大震災から5年。何に気づき、学ぶのか。
東日本大震災から5年。
5年前もあの日も、東北はまだまだ寒かったに違いない。私は、暖房のついた温かい部屋にこもって、一晩中、津波や原発の被害を延々と流すテレビを食い入るように見ていた。
うまく言えないが、阪神・淡路大震災の時とは違った感情がずっとあった。物理的な距離が遠いだけでなく、津波や原発の被害を経験的・身体的に実感できず、どこか別世界の話を聞いているような気がして、そんな自分に余計に嫌気がさしていた。
壊滅的な街の風景、2万人もの被害者、予断を許さない原発、数十万人とも言われる避難者、、。同じ日本に住んでいながら、自分は昨日と同じ毎日を過ごしていることへのもどかしさ、というか、罪悪感のようなものがあって、いてもたってもいられず、5月下旬のボランティア・バスに申し込んだ。 … 続きを読む
“Power of Gold”展、開催しました
先週末、長性院・向鶴文化連の初めてのイベント「Kyoto Arts & Crafts Exhibition “Power of Kyoto”」を開催しました。会場を埋め尽くした30点を越えるGoldに輝く絵画や工芸品は、金色の仏壇とも絶妙に調和して、このうえなく荘厳な空間となりました。5名の出展作家さんと企画・プロデュースしてくださったSTILE KYOTOさんのお力で、たった二日間の会期にも関わらず、300名を越える方々にお越しいただき、わずか二十畳程度の狭い会場は、人が途切れることがありませんでした。 … 続きを読む