「生きる力」を育む リズムメロディ保育園

本日、リズムメロディ保育園入園説明が当院で開催されました。リズムメロディ保育園は、「0歳からの音楽教育」を通じて「生きる力」を育む小規模保育園です。学生時代から音楽をライフワークにしてきた住職のご縁がきっかけで、当院境内地の一部で、開園されることになりました。

全国の保育園・幼稚園にチャイルドブックなどの教材を納入する業界大手「株式会社チャイルド社」と、関東で複数の保育園を運営する「株式会社三恭」、そして全国の保育園でリトミックプログラムを実施する「有限会社プロデュースマツモト」がタッグを組んで実施される大注目のプロジェクトです。
https://www.r-melody.ed.jp/

先史時代の人骨研究によると、人類は「言葉」より前に「音」「歌のようなもの」を発していたと考えられ、一説には50万年前とも60年前とも言われているそうです。(一方、言葉を発するのは約7~8万年前) とはいっても、現在のような言葉を用いた歌ではなく、石や木などをたたきながら、泣き声や叫び声を発するようなものだったそう。

それは、赤ん坊が「言葉」より先に、まず「音」「歌のようなもの」を発することからも窺えますが、「音」や「歌のようなもの」は原始的だからこそ、自らの命にかかわるような感情や状況の表現、神々への祈りなどに用いられてきたのでしょう。人間にとって、最も重要なコミュニケーション能力の一つだといえます。

一方、「言葉」は、人類を人類たらしめたと同時に、人間以外の動物では到底考えられなかった新たな災難や苦しみを生み出したのもまた事実です。

人間に根源的な「生きる力」を取り戻すリズムメロディ保育園の取り組みから目が離せません。