先週末、長性院・向鶴文化連の初めてのイベント「Kyoto Arts & Crafts Exhibition “Power of Kyoto”」を開催しました。会場を埋め尽くした30点を越えるGoldに輝く絵画や工芸品は、金色の仏壇とも絶妙に調和して、このうえなく荘厳な空間となりました。5名の出展作家さんと企画・プロデュースしてくださったSTILE KYOTOさんのお力で、たった二日間の会期にも関わらず、300名を越える方々にお越しいただき、わずか二十畳程度の狭い会場は、人が途切れることがありませんでした。
真宗では、お寺の本堂も仏像も、お坊さんの袈裟も金色。極楽浄土の色であり、また、金色に輝く光とは、万物を育む自然の摂理・阿弥陀如来の象徴でもあります。仏教を信じていてもいなくても、日の出・日の入り時、金色に輝く太陽を見て、神々しく感じた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんな万物を照らし育む光を、会場で何度も感じたような気がします。まるで生命を吹き込まれたかのようにイキイキと輝く絵画や工芸品。真っ直ぐに創作に情熱を傾けられている作家さん。作品を前に、一期一会の出会いを味わっておられる来場者たち。会場には、まさに金色の光が満ち満ちていました。
そんなPower of Goldに触れ、私自身が、誰よりも救われたような気がします。来場者のみなさん、出展作家さん、関係者・支援者の皆さん、素晴らしい機会をいただき本当にありがとうございました。
今後も少しずつ新しいお寺のあり方を探ってまいりたいと思いますので、引き続き、長性院と向鶴文化連の取り組みにご支援ご協力いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。